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自然に入らせて頂く心構え 

昨日、大宜味村ター滝流域で死亡事故が発生したという情報が入りました。
詳細はまだ分かっていませんが、一般のレジャーの方と思われます。
大変残念です。
海のレジャーや山のレジャーで命を落とした方のニュースをきくと、胸が特に痛いです。命を落とされた方のご冥福をお祈りいたします。

と同時に、もしかしたらそのうちこのようなことがあの場所で起こるのではないかと心配していたところです。

このところター滝流域を訪れる人の数があまりに急激に増えすぎているような気がします。ガイドツアーも増えましたが、レジャー目的で来る方もかなり増えました。正直言って多すぎです。

そのためか駐車スペースの投棄ゴミの量も今年は酷く、拾っても拾っても次の日には新しいレジャーゴミが放置されています。目の前に生活をされている民家もあるのに、このようなことを平気でするのはどういうことなのでしょうか?
自然に対して、訪れる場所に対して最低限のルールをわきまえている人はこういうことをするでしょうか?僕はそうは思いません。
今の状態ではあの場所へのすべての訪問者は地元にとって迷惑以外の何者でもありません。もちろん僕たちもそこには含まれます。
これらの状態からも、自然の中に入らせてもらう最低限のルールも知らずに訪れる人が急増しているのではないかと感じ、事故の発生を懸念していたことろでした。

かつては滝までの道後半は陸路中心で歩く方が多かったのですが、最近は深いところにチャレンジするスタイルのツアーが増えたことと、それを真似をする一般の人たちという様子で、訪れる人々の様子も変わりました。その中でも途中の滝に高い場所から飛び込む人がこの数年大変増えたのですが、詳しいガイドさんがついた上で適切な指導の下でそれらを行っている人たちと、その様子を見て面白そうだからと見よう見まねで同じことをしているレジャーの方といらっしゃいます。
やっていることが同じようであっても、そこにどんな危険性があるかを把握した上で行っているものと、そうでないものは全く違います。

あの場所がどのくらいの危険が多い場所なのか理解した上で訪れている人は果たしてどのくらいいるのでしょうか。

見た目は大して険しくないからこその気の緩みも出やすい場所でもあります。

時々うちには「ター滝に自分たちで行きたいので場所だけ教えてください」という電話がかかってきます。
いつも「やめておきなさい」と答えています。

自然の中の空間は人間のために作られたものではく、危険ももちろんたくさんあります。自然の中に入るにはそれを十分理解した上で、自分の身は自分で守るという気持ちと、自然の中、またその地域にお邪魔させていただくという謙虚な気持ちを持たねばいけないのではないでしょうか。最低限のルールです。それができない方は、ただ水遊びをするためだけであればプールで思う存分遊んだ方が安全でずっといいと思います。

最近こちらの場所はバラエティー番組などでも紹介されていましたが(生で見れなかったのでYOUTUBEで見ましたが)、危険性を全く説明しない内容に見ていてかなり不安になりました。
誰でも安易に行ける場所のような紹介はするべきではなく、未整備ゆえの危険性については十分説明する責任があると思います。

僕もこの数年はもうこれ以上有名になるべき場所ではないと感じてター滝という名を自らブログやホームページには出していませんでしたが、これからここを訪れようと考えていらっしゃる方に少しでも気に留めていただければと思い、今回はこのような形で記事を書きました。僕自身あの場所について何の権限もありませんが、とても大好きな場所なのでこのような事故が起こったり、ゴミが増えてしまうといったことが今後ないように心から願っています。

自分自身もさらに気を引き締めて、初心を忘れることがないよう、無理のないツアーを心がけて行きたいと思います。
[ 2010/09/21 15:15 ] 休みの日 | トラックバック(-) | コメント(4)