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落ち着いた晴れが恋しい夏休みの真ん中 

この1週間不安定な天気が続きました。南にあった熱帯低気圧の影響もあったのでしょう。2日前は終日土砂降りでした。
それ以前も晴れてはいても、場所や時間によっては大雨や雷雨となったりで、昨日からまた晴れ間が出てきましたが、今日まではまだ不安定なようです。

ずっと雨が続いたので、晴れ間が出るとやっぱり嬉しいですね。

こういう天気が続いたので、今年は台風もなくツアーも順調だったのですが、幾つかのツアーは中止となってしまいました。楽しみにされていたお客様のお気持ちを考えると毎回胸が痛いのですが、お客様に安全で楽しいツアーを経験して頂きたいからこそ、僕は自分のツアーでは決して無理に決行しないことにしています。

自分がモンパの木を初めてまもなく14年になります。この間、自然の楽しさを味わうことがほとんどでしたが、その恐ろしさを経験することも何度かありました。
空が真っ暗なのに「このくらい大丈夫、まだ行けるだろう」と思ったらとんでもない雨となり、帰りは雷雨と遊歩道が濁流のようになっている道をやっとの思いで帰りつき、お客様に怖い思いをさせてしまったこともありました。あの時「このくらい大丈夫」という気持ちがなんと自然の中では恐ろしく、持ってはいけないものかと痛感しました。それは自分の経験として、2度とそういうことをせぬよう肝に銘じ、今はツアーを続けています。

また、一瞬晴れ間が出たりして、予報でも回復傾向なので大丈夫かなと思われる時も、雨雲レーダーや空を見るとツアーの場所に今後真っ黒な雲が来るような際は、中止にするのですが、そういう時もそれを判断せずに行った、別のレジャーグループが沢で取り残され、遭難してしまったというケースも何度かありました。
海でも、天気はとても良いのですが、海が時化ている時、岸辺とその直ぐ側の安全な潮溜まりのみでツアーを実施していた際に、海に入ってしまった我々のツアーとは別のグループが流され、その方を救出するためにレスキューを呼び、搬送などを行ったこともあります(残念ながらその際は2人の方がお亡くなりになりました)。

このような経験から、自然の管理されていない場所に行くときは、その一瞬の空や雨を見て「このくらい大丈夫」と判断することは、特に不安定な天候が増えた今の時代は安易で、危険なことです。天気予報、警報・注意報情報は当然ですが、前後1時間雨雲レーダー、前後6時間の解析雨量予報、また雲の動き、色、風の向き、強さ、風の冷たさ等・・・それらを見て実施すべきか判断し、ツアー中も意識をしていかなければいけません。

こちらがツアーを中止のお知らせをする際はとても心苦しいです。中止にしたのにその後天気が落ち着いて、「これならできたじゃない」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、中止のご連絡をする際には先ほど書いたような情報をもって判断し、お客様の安全を一番に考えてのことだということを理解して頂ければ幸いです。これは、道を渡るときに、左右をを確認して渡るのと同じ感覚です。このくらい大丈夫、渡れると思っても車は遠くに見えても思った以上に速く、無理をして渡ると危険です。十分に安全だと確認して渡ることが一番安心、安全で次に行動につながります。車が来ているのにサッと渡って、「ほら、渡れるじゃん」と思ってしまい、そういう無理な渡り方を何度もやっていると、そのうちどうなるでしょう?僕のように何度もお客様を連れて自然に行っている人間がそういう感覚だと、完全にNGですよね。

自然の中へ出かけることは楽しいですが、「このくらい大丈夫」というのと、怖いもの知らずというのが一番怖いです。

レジャーで自然の中へ出かける方も是非、朝天気が良い時であっても、天気予報がいい予報であっても、先ほど僕が書いたような自然の予報を是非行ってください。天気がピンポイントで全然違うという不安定な天気が増えた時代です。自分の身は自分で守るつもりで、楽しく自然の中で過ごしましょう!
[ 2016/08/09 09:08 ] 休みの日 | トラックバック(-) | コメント(0)

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