ありがとう、そしてさようなら・・・鍾乳洞 

今日は少し寂しいご報告です。


モンパの木をスタートさせた当初から続けていたコース「鍾乳洞探険」ですが、残念ながら終了することとなりました。夏のご予約を頂いていたお客様にはすでにご報告済みですが、ご迷惑をおかけすることとなり申し訳ございません、

理由としては、この鍾乳洞のコース内がライトアップされ、道が整備され、パワースポットに行こう!というポリシーのものに変わったからです。
去年の夏終わり時点で、入口の鍾乳石を大規模に削って、簡単に出入りできるようにしてライトアップもされていたので、これは大丈夫なのかなと思ってその時管理者の方に確認したところ、入口だけで奥の方はそのままということだったので、受付を継続していたのですが、僕が自然体験を休んでいる間に管理者の方が代替わりし、より気軽に洞窟を楽しむことができる方針へと変わっていったようです。

このコースは、足場の悪い、所によっては狭い洞内を全身を使って歩き、ライトを消せば全く光のない暗闇だからこそ感じ得る、視覚以外の感覚をフル稼働して探る音の距離や方向、肌で感じる湿気や温度など、そしてそういう中で小さな光の下で話す戦争中の出来事など・・・あの空間だったからこそ僕はこれまで、他のコースとは違った体験ができるコースとして続けてまいりました。このコースでは自ら演者として戦争時の出来事を体験者の方から聴いた話を一人で演じて皆様にも想像力を働かせて頂き、最後の出口で見える光を見た時に、日頃当たり前にある光のありがたさ、平和の尊さを感じていただいておりました。
観光洞窟では体験できないものがここにはたくさんありました。しかし、ライトアップされてパワースポットですという感じで道も整備されて入場料を払って誰でも簡単に行けるようになれば、もはや僕が自然体験をする場所ではないと判断しました。
しかし、これは洞窟を日々管理されていらっしゃる方や地域も含めて、あの洞窟をうまく活かすにはどうしたらいいかと考えられてのことでしょうから、これについては僕は部外者として何も意見するつもりはありません。

この洞窟の話ではなく、全体的な沖縄の流れとしては、というか日本の流れとしては、バブルの頃と同じ感じですよね。これまで保っていたものをどんどん壊してホテルでも大型観光施設でも何でも建てる。まぁ、金が入るチャンスですからね。
10年くらい前までエコだとか、マイ箸、マイバッグとかよく聞いた言葉。テレビでもそういうことを取り扱う番組も多かったのに、今では聞きませんよね。節約なんかよりも消費の時代なんです。金になるから。
そういう時期なので自然もどんどん変わります。エコツアーなどと言いつつもメチャクチャに人を入れまくる。カネになるから。自然に入ればエコツアーと思っている。それは違うでしょ。SNSでもあっという間に広がり、変わっていく。この熱が冷めたときはどうなるのかなと感じます。

お金にならないと自然は守る価値がないものなのでしょうか?

今がそういう時期だからこそ僕は自然体験に関してはほとんどアピールしないようにしているというのがあります。お金のためではなく、自然が好きでこれを続けているものとしては今は表立って人を集めることがとても怖いです。ここ3~4年、特にそれは感じています。ただ、これはごく少数派の意見です。

話を戻し、鍾乳洞探険ではいろんな方とこれまで15年以上、思い出を共有させていただきました。
お別れは少し残念ですが、自分らしい自然体験ができる場所がある限り、そこで続けていきますのでよろしくお願いします。
併せてこれまで僕を温かく迎え入れてくださった洞窟の管理者の方には本当にこれまでお世話になりました。有難うございました!


大好きだった鍾乳洞、今までありがとう!そしてさようなら
[ 2018/05/16 10:53 ] 休みの日 | トラックバック(-) | コメント(0)

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