FC2ブログ










イボイモリ救出~その後 

前の日記で側溝に落ち込んだイボイモリ(沖縄県天然記念物)を救出した記事を書きましたが、その続きです。
あの次の日にはあの場所へ行かなかったのですが、さらに次の日(昨日)行ってみると、2つある側溝のうち1つで3体のイボイモリの死体が見つかりました。とても短い側溝なのに1日で3体です
「昨日行っておけば・・・」後悔しました。

前回救出したときもこちらの側溝で死体が見つかりましたが、もうひとつの側溝ではみんな元気でした。おそらく水溜りが深く足がつかない方では早く力尽きてしまうようです。
この日はツアーのお客さんの協力も得て、この深い方の側溝にイボイモリが上がれるような木をスロープ代わりに入れたのですが、これは放ってはおけないと思い、この近辺の遊歩道のメンテナンスなどを行う方にもこの現状を伝え、その方を通じ市にもこの件を伝えていただくことになりました。僕の方も県にこの現状を写真をつけて送りましたが、動いてもらえるかどうか分からない市や県が動くのを待っていてもその間に多くのイボイモリが命を落とす可能性が高いので、僕自身が時間が許す限り早朝にこの場所を見回ることにしました。

ということで、今日も行ってきました。

やっぱり落ちていました。
こちらは危険な方の深い水溜りにつながる側溝です。このまま歩いていけばあの水溜りに落ちていたことでしょう。


イボイモリは他のイモリと比べるととにかくおっとりしているというか、動きも鈍くおとなしいです。そしてとってもかわいいです。手に乗っけても逃げようとせずにジーっとしてます。やっぱり今日はここに来てよかった!

こないだと同じように近くの水場のある場所に逃がしてあげました。

その後また別の場所でもイボイモリが落ち込んでいるのを見つけました。そこは1.5メートルほどの深さがあり1辺が1メートル以上ある広い側溝ですが、そこから水を川へと流す管が側溝の低い場所にあるので水の深さは数センチしかなく、イボイモリもなんとか歩くことができていました。
そこはプール状になっていて広いので、シリケンイモリもたくさんいて、彼らを見ていると割とその水溜りと陸地である土菅を行き来して危機感は感じられませんでしたが、イボイモリはこちらの物音に気づくと急に壁を一生懸命登ろうとしはじめました。
すぐに助けてあげたかったのですが、ここの側溝はとても深い上ものすごく重い金網がかぶせてあるため、僕一人ではこの金網をはずして中に入ることはできませんでした。ただ、この側溝から続く土管は数メートルほど歩けば森へと抜けているので、そこさえ通ればイモリにっては車道を横断するよりも安全です。そこで棒を使って深い底にいるイボイモリをその土管へと誘導し、水場のある森へと歩かせることにしました。
苦労して土管へ誘導してあげると、イボイモリはノコノコと森へと続く土管を奥へと歩いていきました。これで無事に進んでいけると思います。

ということで、今日は2体を救出しました。
この数日曇りや雨の天気のため、森はしっとりと潤っていて、イモリたちが出てきやすい環境になっています。
明日も朝に様子を見に行くつもりです。昼からだと間に合わない気がします。


【3/2:追記】
本日は片方の側溝でイボイモリ1匹、シリケンイモリ2匹を救出しました。

シリケンイモリとイボイモリ

シリケンイモリのうち1匹は仰向けになって浮かんでいたので「手遅れだったか・・・」と思ってすくい上げようとしたら泳ぎだしたので朝早く行ってよかったと思いました。陸地に逃がしてあげると、シリケンイモリは一目散に逃げて行き、イボイモリはゆっくりと歩き始めました。こちらの側溝にも自力で登れるようスロープ代わりに木を置いてみました。

これで4日間累計で7匹のイボイモリを救出しました。
早朝見回りを開始してからは側溝で死んでいるイモリは見つかっていません。
できる限り続けて行きたいです。

【3/3 追記】
今日は夕べからの雨で側溝の水かさが増して、谷へと続く排水路へと出れる深さになっていたためか、閉じ込められているイモリはいませんでした。一安心

【3/4 追記】
今日も無事でした。木で作ったスロープ陸地のおかげかもしれません。陸地さえあればすぐに命を落とすこともないと思います。次回は明後日見に行きます。

【3/6 追記】
今日は1匹のイボイモリが側溝に落ち込んでいましたので救出しました。大きなイボイモリだったのでメスでしょうか。これで累計8匹です。

夕べの洪水で、セットした木が流れてなくなっていたので今度は流れないように自力で逃げることができる石をセットしました。

これでこの水溜りに落ち込んでもこの石から自力で這い上がって道路と反対側の森へと歩いて脱出できます。
今日は水溜りにシリケンイモリも1匹落ち込んでいましたが、石を入れたら1分もしないうちに這い上がって出て行きました。
これでこの石が撤去されなければとりあえずここに取り残されて命を落とす確立はかなり減ったと思います。
県の自然保護課からも連絡があり、ここは市の管理なので担当に伝えておくということでした。もしこの側溝を改善するのであればこのように段差が生じるつなぎ目の部分はスロープ状にするといいのではないかと思います。

さらにこの後、先日この現状を伝えていたこの近辺の遊歩道を管理されている方も、このプールにバラスを入れることで水位を浅くする処理をされたという報告を受けました。
これでますます安心です。
しばらくは毎日見回る必要はなくなると思いますが、これからも時々は様子を見ていきたいと思います。

[ 2009/03/01 11:11 ] 休みの日 | トラックバック(-) | コメント(0)

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する